子育て家族のこころを支える研究会

〒480-1195
愛知県長久手市岩作雁又1-1

愛知医科大学看護学部
母性看護学領域
山本 弘江
Tel&Fax.0561-78-6225
(ダイヤルイン)

勉強会

偶数回の研究会は、様々なトピックスについての勉強会を行っています。
子育て期の母親と家族への支援の必要性が多方面で重要視されていますが、確立された仕組みはできておらず、それぞれの施設や専門家が模索している状況です。
家族を支えるためのよりよいケアを目指して、この勉強会では、現場の医療者、地域、臨床心理士、研究者といった専門家がつながり、情報共有をしています。
家族を支えるために、多職種連携システムを構築していく足掛かりになればと思っています。
参加費は、無料です。ご興味をお持ちの皆様のご参加を心よりお待ちいたしております。

最新の活動

以下のように予定されておりました第28階勉強会ですが、新型コロナウイルス[COVID-19)の国内感染リスクの高まりから、参加者および関連機関への影響を考慮し、延期することといたしました。
ご参加を予定していただいている皆様には大変申し訳なくお詫び申し上げます。
今回のテーマについては、感染症の動向をみて再度日程調整を行い、ご案内をいたします。
ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

以下のとおり、第28回勉強会を開催いたします。
最近、情報番組などでとりあげられている『#ママバラ』をご存知でしょうか。
今回は、子育てをしている当事者の母親たちの声という視点で活動をされているNPOの沖田さんをお招きし、当事者目線のお話を伺います。
ご興味のある方は、事前にメールにて参加の申し込みをお願いいたします。
多くの方のご参加をお待ちしております。

日時 2020年2月28日(金曜日)18時30分〜20時30分
場所 愛知医科大学看護学部棟N202講義室(看護学部棟2階)
タイトル子育てをするママたちの葛藤〜ママバラ・プロジェクトを通して〜
講演者沖田厚子(NPO:mamaライフバランスプロジェクト代表)
ポスター第28回研究会ポスター(PDF)

今後の活動予定

勉強会は、偶数回に開催をしています。新たな知見や取り組みの紹介などを計画しています。
研究会では、周産期メンタルヘルスの研修会の開催を検討しております。
詳細決定次第、ご案内をいたします。

これまでの内容

これまでの研究会の内容です。

第1回 キックオフミーティング

日時2012年12月7日(金曜日)18時〜20時00分
場所名古屋大学大幸キャンパス本館4階 母子看護実習室
タイトル産後うつ病の予防をめざして
〜親子関係の始まりに必要な視座〜
講演者 池田真理(東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻)
内容研究会のキックオフミーティングとして講師に池田先生をお招きし、1部では講演を2部では周産期のメンタルケアについてと題してディスカッションを行いました。池田真理先生の講演では、アタッチメントの話や池田先生らが開発した産後うつ病の重症化を予防するための妊娠期のプログラム(MMHPP)についても説明をいただきました。 
(参加者 17名)

第2回

日時2013年3月1日(金曜日)18時〜20時00分
場所名古屋大学大幸キャンパス本館1階 次世代育成室
タイトル周産期のメンタルヘルスに着目した看護職の継続看護について
講演者 山本弘江

第4回

日時2013年9月6日(金曜日)18時〜20時00分
場所名古屋大学大幸キャンパス本館4階 母子看護実習室
タイトル産後のメンタルヘルスのアセスメント
-EPDSの効能と限界-
講演者 金子一史(名古屋大学心の発達支援研究実践センター)

第6回

日時2014年2月28日(金曜日)18時〜20時00分
場所名古屋大学大幸キャンパス本館4階 母子看護実習室
タイトルメンタルヘルススクリーニングのための3つの質問票の使い方
講演者 山本弘江

第8回

日時2014年9月4日(金曜日)18時〜20時00分
場所名古屋大学大幸キャンパス本館4階 母子看護実習室
タイトル周産期メンタルヘルスに関する新たな知見
〜ICMプラハ大会シンポジウム報告〜
講演者 山本弘江

第10回

日時2015年3月6日(金曜日)18時〜20時00分
場所名古屋大学大幸キャンパス本館4階 母子看護実習室
タイトル春日井市の妊産婦ケア事業
〜『さんさんルーム』を立ち上げて〜
講演者 森由里子(春日井市子ども政策課 保健師)

第12回

日時2015年9月4日(金曜日)18時〜19時30分
場所名古屋大学大幸キャンパス本館4階 臨床在宅看護実習室
タイトル

妊娠期から出産への包括支援における医療機関と地域との連携

-周産期における妊産婦の精神的支援ペアレンティング・サポートシステムについて-
講演者 臨床心理士 相川祐里(済生会横浜市東部病院)
内容

臨床心理士であり、助産師である相川先生を講師にお招きし、済生会横浜東部病院でのペアレンティング・サポートシステムについて、活動の実際をふまえて講演いただきました。
参加者には、看護師、助産師、保健師、臨床心理士、看護学生など近隣地域の方々が多く集まり、熱心に講演を聞いていました。
また、今回は講演会終了後、食事会を兼ねた交流会を開催しました。

参加者同士が、情報交換をしたり、講演の内容でさらに話し合ったりとても有意義な会となりました(参加者 35名)

第14回

日時 2016年5月27日(金曜日)18時〜20時
場所 名古屋大学大幸キャンパス本館4階 母子看護学実習室
タイトル医療と行政と地域をつなぐ
〜子育て期のママをひとりぼっちにしないために〜
講演者ぼうだ あきこ(NPO孫育て・ニッポン代表)
内容NPO代表として、子育ての現場の声と医療者、行政、大学研究者などつなげて活動をされてきたぼうだあきこさんを講師にお招きし、子育て包括支援事業のはなしや、子育て期のパパ・ママの現状、子育てをめぐる地域の現状など、知っているようでしらない、興味深い内容を多くのデータと共に講演いただきました。看護師、助産師、保健師、看護学生など40名が参加し、終了後はそれぞれの現状や課題をふまえて支援の可能性や課題についての熱い議論がなされました。

第16回

日時 2016年11月23日(水曜日 祝日)13時30分〜15時30分
場所 愛知医科大学看護学部棟N202室(看護学部棟2階)
タイトル名古屋市産後ケアモデル事業を開始して
講演者佐藤かおり(名古屋市子育て支援課 保健師)
内容 名古屋市が平成27年10月から開始している産後ケアモデル事業についてその立ち上げからこれまでの経緯、課題について講演いただきました。
施設の助産師、看護師臨床心理士、MSW、保健師など、産後ケアに携わる多職種の皆さんで、課題を共有し、どう連携をしていくか、活発な意見交換がなされました(参加者 22名)

第18回

日時 2017年6月30日(金曜日)18時30分〜20時30分
場所 愛知医科大学看護学部棟N202室(看護学部棟2階)
タイトルここからはじめる周産期メンタルヘルス
〜“産後うつかな”と思ったら〜
講演者宗田聡(広尾レディース院長)
内容 周産期メンタルヘルスにいち早く取り組まれている宗田聡先生を講師にお招きし、産後うつをはじめとする周産期メンタルヘルスの問題をわかりやすく、興味深くご講演いただきました。テンポよく、わかりやすく、楽しい先生の講演に38名の参加者は時間が経つのを忘れ、引き込まれていました。宗田先生からは、助産師・産科看護師だけでなく、多職種が連携してこの問題に取り組むことの重要性が話され、助産師、看護師に加え、保健師、臨床心理士、MSW、研究者などが集まった今回の研究会に期待するご意見を頂きました。(参加者38名)

第20回

日時 2018年1月19日(金曜日)18時30分〜20時30分
場所 愛知医科大学看護学部棟N202室(看護学部棟2階)
タイトル東京都の過去10年間の異常死調査報告をうけて
〜妊産婦の自殺を防ぐために〜
多職種合同ミーティング
内容 前半は、産科施設、臨床心理士の先生などから指定発言として問題提起がなされ、後半はそれを受けてフリートークのディスカッションがなされました。近隣の多くの施設の方、地域の方、産科だけでなくNICUの方が参加され、昨年からスタートした産婦健診の運用や、連携について活発な意見交換をし、それぞれの施設が抱える課題と工夫を共有することで、連携のヒントが得られました(参加者 21名)。

第22回

日時 2018年8月10日(金曜日)18時30分〜20時30分
場所 愛知医科大学C棟5階多目的室1(※通常の開催場所と異なります)
タイトル産後うつの予防を目指して 〜夫婦で語るこれから始まる子育て〜
講演者池田 真理(東京女子医科大学)
内容 産後うつ病に関する介入研究に取り組まれている東京女子医科大学の池田真理先生をお招きし、前半は母親のアタッチメント・スタイルと産後うつ病の関連について、症例を紹介いただきながらレクチャーいただきました。
後半は、先生が取り組まれた産後うつ病の重症化を予防するためのプログラムについて、研究結果をふまえてお話いただきました。臨床の中で出会う妊産婦の様子や現場での実感とつながるお話から、妊産婦ケアにつながるヒントが得られました。
(参加者 23名)。

第24回

日時 2019年2月15日(金曜日)18時30分〜20時30分
場所 愛知医科大学看護学部棟N302講義室(看護学部棟3階)
タイトルフィンランドにおける出産・子育て支援
講演者山本 弘江(愛知医科大学)
内容福祉大国フィンランドの家族政策について、昨年9月のオウル大学病院の視察内容をふまえて報告しました。また、フィンランドでも日本と同様に産後のメンタルヘルスに課題を抱えており、それに対しどのような支援がなされているか現地HPを紹介し、参加者の皆さんと共有しました。近年、地域母子保健で注目を集めているフィンランドのネウボラは、日本にない取り組みのように紹介されていますが、助産師がこれまで行ってきた取り組みと共通することから、今後の周産期の支援について参加者と有意義な意見交換を行うことができました。

第26回

日時 2019年8月30日(金曜日)18時30分〜20時30分
場所 愛知医科大学看護学部棟N202講義室(看護学部棟2階)
タイトルママと赤ちゃんのための心理支援−私たちに何ができるか−
講演者酒井 玲子(愛知医科大学病院こころのケアセンター)
内容本学大学病院の周産期サポートチームで活躍をされている酒井玲子先生に看護者としての私たち自身のこころや子育て期のママのこころをどうみるかや、子育て期のママをケアする上で私たちが陥りやすい罠について、臨床心理士の立場でとても興味深い講義をいただきました。後半は参加者でグループセッションを行うなどとても有意義な研究会となりました。(参加者 30名)。

勉強会の様子